東京都文京区に位置するリッチモンドホテル東京水道橋。GoToトラベルキャンペーンを利用して11月に2泊した客室を中心にレポートします。
目次
リッチモンドホテル東京水道橋について
ファミリーレストランのロイヤルホストで知られるロイヤルホールディングスグループですが、リッチモンドホテルズはその一員です。2020年11月現在で全国に42のホテルがあり、ビジネスホテルではありますが、ゆとりのある客室、大型デスク、デュベスタイルのベッド、グループ各社の強みを活かした朝食などの室の高いサービスで、JCSI(日本版顧客満足度指数)やJ.D.パワージャパンなどの満足度調査でも常に上位に位置しています。私もこれまで各地のリッチモンドホテルズを利用しており、お気に入りのホテルグループです。
今回宿泊したリッチモンドホテル東京水道橋は、2014年8月に開業。23区内には東京水道橋の他、プレミア東京押上、プレミア浅草、浅草、東京目白、東京芝、東京門前仲町と計7軒のホテルがあります。
アクセス
計5路線の3駅がすぐ近くで、アクセスは非常に便利です。最も近いのは都営地下鉄三田線の水道橋駅でA6番出口から白山通り沿いに北上して徒歩5分です。スーツケースなど大きな荷物がある場合は、JR水道橋駅側のA2出口のエレベーターを利用すると良いでしょう。JR水道橋駅にはJR総武線が乗り入れていて、こちらは東口から徒歩8分ほど掛かります。エレベーターも東口にあります。
次に近いのが都営地下鉄大江戸線と三田線の春日駅で、こちらもA1番出口とA2番出口から徒歩5分ですが、白山通りか春日通りといった大通りを横断する必要があるので、三田線水道橋駅よりは少々時間が掛かります。残念ながら地上へのエレベーターは文京区役所側の6番出口か、北側のA7番出口まで大回りする必要があります。
次は東京メトロ丸ノ内線と南北線の後楽園駅で、1番か2番出口からラクーア沿いに進んでこちらも徒歩6分ほどです。改札は地上にありますし、地下では都営地下鉄の春日駅と接続しています。
水道橋は山手線の円の中心付近に位置していますので、これらの5路線を活用すれば23区内の東西南北の移動にとても便利な立地です。
羽田空港とのアクセスは、現在は都営地下鉄三田線から三田駅で京浜急行直通の都営地下鉄浅草線に乗り換えて向かうルートが主になるでしょう。
以前は目の前にそびえ立つ東京ドームホテルと羽田空港を結ぶリムジンバスがありましたが、新型コロナウイルスの影響で運休中となっています。成田空港へのリムジンバスも同様に運休中です。
最新情報はリムジンバスの東京空港交通のWebサイトをご確認ください。
なお、ホテルの専用駐車場はありませんが、同じビル内地下にドン・キホーテ後楽園店の駐車場があります。こちらの24時間サービス券は2,200円で、フロントで販売中とのことです。
館内について
リッチモンドホテル東京水道橋が入居しているビルは10階建て。地下1階から2階まではドン・キホーテ後楽園店が占めていて、3階には朝食会場にもなっているサイゼリヤ ドンキホーテ後楽園店があります。ホテルのフロントは4階で、客室は4階から10階で全196室。ホテル内にはこの他、コインランドリー、電子レンジなどの施設があります。
ホテル内には飲料の自動販売機のみで、コンビニなどの店舗はありませんが、同じ建物内にはドン・キホーテ後楽園店が入居しており、またホテルを出てすぐ右手にローソン本郷白山店が、その他にも近隣に複数のコンビニがあります。また目の前の東京ドームシティ内には商業施設のラクーアもありますので、飲食やショッピングには便利な立地です。ラクーアにどのような店舗があるかは、リンク先を参照してください。
宿泊した部屋
今回はモデレートシングルルームに2泊しました。この部屋はモデレートダブルルームと表記されることもあります。このホテルでは一番多いベーシックな客室で、広さは18㎡です。
机右手にはソニー製の40インチテレビが壁掛けされています。ベッドから見ても足元方向となる為、寛いで視聴するにも見やすい位置です。
今回はインターネット回線は無線しか使用していませんが、2泊の滞在中はノートパソコンでクラウド上のファイルにアクセスしつつ、テレビにChromecastを接続してYouTubeやDAZNといった動画サービスを視聴するといった使い方でも安定して使用でき、非常に良好な回線状況でした。
ベッドは150cm×200cmとダブルサイズのシモンズ社製。枕元右側には照明スイッチの他、コンセントが2つ、左側にも照明スイッチとコンセントが1つと、計3つあります。安心のリッチモンドホテルオリジナル仕様のベッドで、2泊ともぐっすりと眠れました。
デスクは通常サイズでしっかりしたものです。幅広デスクが多いリッチモンドホテルグループの中では小さめでしょうか。椅子はリクライニングの調整はできませんが、座面高さの調整は可能で、仕事などある程度の時間の作業でも疲れにくいものでした。
机上のコンセントは2つで、LANコネクタが併設されています。残念ながらベッド側も含めて、USBコンセントはありません。電子機器が多い人は電源タップやUSBコンセントの準備があった方が良いでしょう。
机の後方には、冷蔵庫と電気ポットやアイスペールなどの置場があります。上部には電気ポット用のコンセントもあります。
クローゼットはドアを開けてすぐ左手、バスルームとの隙間にあります。シングル利用なら十分なスペースで、ハンガーの数も十分ですね。
クローゼットの下部には、小型のタンスやスリッパなどが置いてありました。高さは十分にあるので、丈の長いコートでもきちんと掛けられます。
残念ながら、この部屋にはセーフティボックスの設置はありませんでした。貴重品は自身で管理するか、フロントに預けることになるでしょう。
バスルームはトイレ、洗面台が一緒のユニットタイプです。バスルーム全体の奥行き、バスの長さと幅も、一般的なビジネスホテルよりは多少余裕がある感じでしょうか。
宿泊した部屋は北北西に向いていて、マンションに隣接している為か、窓は磨りガラスになっていて、眺望は不可でした。ただ、出窓になっているので、小物の置き場所としては便利でした。
サイゼリヤでの朝食
朝食会場にもなっているサイゼリヤは、ホテルの3階にあります。朝食の提供時間は7:00から10:00までですが、最終入店は9:30までです。
1泊目は提供開始前に出立の為に食べられず、2泊目も9時半前まで寝過ごしてしまい、危うく食べ逃すところでした。
以前の朝食はビュッフェ形式だったようですが、現在は「モーニングリゾット」、「モーニング食べるスープ+パン」、「モーニングカレー」の3種のお膳から選択する形式となっています。
ここで朝食をいただけたのはスケジュールの都合上1泊だけでしたが、サイゼリヤらしく「モーニング食べるスープ+パン」のお膳を選択しました。スープ、パン、サラダ、そしてティラミスと、さすがサイゼリヤと言える美味しさでした。
朝食料金は宿泊プランでは1,000円プラス、宿泊時の追加でも同額の1,000円となっているのは嬉しいですね。提供時間がやや短めですが、スケジュールに問題がなければ、ぜひまた食べたいと思います。
使用したキャンペーンや宿泊料金
今回は11月上旬、土曜日から2連泊しました。1泊目の土曜日が素泊まりプランで8,000円、2泊目の日曜日が朝食付きプランで6,500円で、計14,500円となります。
実際の支払額は、GoToトラベルキャンペーンによる35%割引で5,075円が割引され、9,425円となりました。これに2,000円分の地域共通クーポンが配布されたので、実質7,425円で2泊できたことになります。
東京ドームシティなどホテル周辺について
ホテル周辺で最も目立つ存在といえば、東京ドームシティでしょう。東京ドームに、ショッピングモールのラクーア、後楽園ホール、後楽園ゆうえんちから引き継いだ東京ドームシティアトラクションズに東京ドームホテルと、複数の施設による都市型レジャーランドです。
ホテルからも白山通りを挟んだ向かい側が東京ドームシティなのでアクセスは至便で、ラクーアや東京ドームの外野スタンドといった北側のエリアは、東京ドームホテルよりも近いです。
この他には、大規模な日本庭園である小石川後楽園まで徒歩8分、国の重要文化財でもある東京大学赤門まで徒歩15分となっています。
まとめ
都内での仕事と用事が連続した為、GoToトラベルキャンペーンを利用して2泊してきました。埼玉県の自宅から日帰り可能な地域ですが、キャンペーンを利用することでリーズナブルに宿泊でき、移動時間と交通費を節約してゆっくりと過ごすことができました。
純粋に観光や仕事の拠点として見ても、都内各地へのアクセスも至便で、また東京ドームでのイベント時など、良い滞在になるのではないでしょうか。東京駅、新宿駅といったターミナル駅周辺と比較して、宿泊料金が安目なのも嬉しいですね。皆さんもぜひ、東京都内を訪れる際にはぜひ選択肢に入れてみてください。
以上、「東京ドームすぐそこ! リッチモンドホテル東京水道橋滞在記」でした。