国の支援金制度を活用した「11府県ふっこう周遊割」が、10月から徳島県と香川県が対象地域に加わり「13府県ふっこう周遊割」とパワーアップします。国内でのホテル修行にも便利なこの制度を、変更点を中心に紹介していきます。
この「13府県ふっこう周遊割」で注目すべき点は、個人で宿泊施設を予約した場合も対象ということ。つまり、自分でIHG、SPG&マリオット、ヒルトンなどのホテルグループを予約して泊まっても補助金がもらえるのです。
目次
10月からの変更点
対象地域が追加
10月1日の宿泊分から、徳島県と香川県が対象地域に追加となります。
利用条件の緩和
10月1日の宿泊分から「対象となる13府県にて、合計2泊以上の連続した宿泊」に条件が緩和されます。2府県をまたぐという条件が緩和され、対象地域で2連泊するだけで条件を満たすことができるようになりました。
対象となるホテル、補助金額
対象となる地域と、1人1泊あたりの補助金は以下の通りです。
最大6,000円補助の地域
岡山県、広島県、愛媛県
最大4,000円補助の地域
岐阜県、京都府(京都市を除く)、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県、高知県、福岡県、徳島県、香川県
「最大」となっているのは、1人あたりの宿泊料金が上限となっているためです。例えば、岡山県で1室10,000円の部屋に2人で宿泊した場合、補助金は6,000円×2=12,000円ではなく、10,000円までしか支給されません。
これをプログラム毎に当てはめると以下の通りです。
IHG
6,000円補助のホテル
4,000円補助のホテル
SPG&マリオット
6,000円補助のホテル
4,000円補助のホテル
ヒルトン
4,000円補助のホテル
利用条件
今回の緩和で「対象となる13府県にて、合計2泊以上の連続した宿泊」が条件となりました。1府県あたり最大5泊までが補助対象となります。
OKな例
- ANAクラウンプラザホテル神戸 1泊 → 神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ 1泊
→ 「兵庫県」で、合計2泊の連続している宿泊なのでOKです。今回の条件緩和でOKとなりました。 - シェラトングランドホテル広島 1泊 → 神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ 1泊
→ 「広島県」と「兵庫県」と2府県をまたぎ、合計2泊で連続している宿泊なのでOKです。
NGな例
- ANAクラウンプラザホテル神戸 1泊 → 大阪府で1泊 → ルネッサンス・リゾート・ナルト 1泊
→ 対象エリア外を挟んだため「連続した宿泊」という条件を満たしていないのでNGです。神戸で1泊後、移動中に大阪で観光して、徳島で1泊ならOKですね。
利用期間
岡山県、広島県、愛媛県、岐阜県、京都府(京都市を除く)、兵庫県、鳥取県、島根県、山口県、高知県、福岡県
2018年8月31日から開始されており、2018年11月30日宿泊分までです。
徳島県、香川県
2018年10月1日から、2018年11月30日宿泊分までです。
ただし、どの地域も補助金予算額上限に達すると終了となります。
宿泊後に申請書を提出して補助金申請をすることになりますので、期間終了直前に宿泊しても補助金が受け取れない可能性があります。予算額の残りは、各府県の事務局または公式サイトで確認しておきましょう。宿泊日程の計画には注意が必要ですね。
利用方法
以下のような流れになります。
- いつも通りに宿泊先のホテルを予約し、宿泊する
- チェックイン時に宿泊証明書の記入を依頼する
- チェックアウト時に宿泊証明書と領収書を受け取る
- 申請書類を作成して、申請書類を各府県に提出する
- 補助金が振り込まれる
事前に公式サイトから、各府県の旅行者版取扱マニュアルと申請書類様式一式をダウンロードして手順を確認しておきましょう。
「13府県ふっこう周遊割」お知らせサイト
「宿泊施設を予約する」
まとめ
ホテル修行に補助金が出て、なおかつ復興支援になるこの制度。対象地域が増え、条件も緩和されたことから、より利用しやすくなりました。年内に国内でのホテル修行を考えている人には、おすすめの制度です。チェックイン時に証明書をお願いしたり、旅行後に書類を作成して提出したりと手続は煩雑なところもありますが、チャレンジする価値はあると思います。
「北海道ふっこう割」についてはこちら。
以上「国内でのホテル修行におすすめ! 13府県ふっこう周遊割」でした。