JAL国際線のWi-Fiまとめ (2018年9月)

投稿日:2018年9月22日 更新日:

飛行機からインターネットに接続できる機内Wi-Fiサービスも、だいぶ普及してきました。しかし、使える便と使えない便があり、普及はまだまだという状況です。まずはJAL国際線の状況をまとめてみました。

料金プランや速度、使用感は?

JALの国際線ではパナソニックアビオニクス社によるeXConnectというシステムを利用しています。利用時間に対して料金が掛かり、通信容量は無制限です。

料金プラン

料金プランは以下の通りです。

利用プラン利用時間料金JALカード料金
1時間プラン1時間$10.15$9.15
3時間プラン3時間$14.40$12.95
フライトプラン24時間$18.80$16.80

なお、ファーストクラスでは無料クーポンが提供されます。また、JMBダイヤモンド、JGCプレミア会員には40回分の無料クーポンが提供されるキャンペーンが2019年3月20日まで実施されているので、登録を忘れないようにしてください。

2,000マイルで無料クーポン1枚に交換することもできますが、$16.80の対価と考えると、マイルが期限切れ間近であるとか、よほど大量に余っている方にしかおすすめできません。

速度

飛行機から衛星間の速度は公表されていませんが、最大で30~50Mbps程度のようです。この回線を機内の利用者で分け合って利用しますので、実際の利用速度は最大でも1Mbps程度という報告が多いようです。

飛行エリアによっても通信状況が変わることや、一つの回線を機内の利用者で分け合って使うことから、実際の利用速度は大きく変動します。私が太平洋線で利用した際にも、同じフライト中でも時間帯によって、快適に利用できたり、また繋がりにくくなったりということがありました。

メールやTwitter、Facebook、LINEなどのSNS、ニュースのチェック、あまり通信量の多くないソーシャルゲームなどであれば、やや待ちながらも利用可能という印象を受けました。高解像度の写真のアップロードや、YouTubeの動画視聴など、通信量の多いサービスは避けた方が無難でしょう。

使用感など

使用できる端末は1台までですので、パソコンとスマートフォンで同時に接続するようなことはできません。しかし、相互に切り替えて接続することは可能です。パソコンで仕事のメールを送信した後、スマートフォンでSNSとニュースチェックをするような使い方はOKです。

国内線と異なり無料サービスではない上に、通信速度も高速ではありませんが、長時間のフライト中にSNS、ニュース、ソーシャルゲームを利用できることに意義を見いだせる人にはとても重要なサービスだと思います。

私であれば、以下のような使い方をします。

長距離路線 (昼行便)フライトプラン
長距離路線 (夜行便)3時間プラン
中距離路線 (昼行便)3時間プラン
中距離路線 (夜行便)利用しない
短距離路線利用しない

起きていて暇な時間があるかどうかがポイントですね。食事や睡眠を取った後、まだ到着まで時間があるような場合に、我慢しきれずに利用したケースが多いです。

導入機材

導入されている機材、導入されていない機材・路線は下記のようになっています。

導入されている機材

B787-9

B787-9は全機導入済です。時刻表ではSS9またはSS9Ⅱと表記されています。
主にフランクフルト、ボストンなどの、欧米長距離路線に投入されています。

B787-8

B787-8は全機導入済です。時刻表ではSS8または788と表記されています。
距離を問わず、幅広い路線で使われています。

B777-300ER

B777-300ERは全機導入済です。時刻表ではSS7と表記されています。
JALで唯一のファーストクラス設置機種で、ニューヨーク、ロンドンなどの看板路線に投入されています。

B777-200ER

B777-200ERはSKY SUITE改修機材で導入済です。時刻表ではSS2と表記されています。
ハワイや東南アジアなど、中距離路線への投入が多いようです。

B767-300ER

B767-300ERはSKY SUITE改修機材で導入済です。時刻表ではSS6と表記されています。
ハワイ、東南アジア、台湾など、中短距離路線への投入が多いようです。

導入されていない機材

B777-200ER

時刻表では772と表記されています。順次SKY SUITEへの改修が進んでいますが、1機のみ未改修という状態です。
2018年9月現在、時刻表では羽田-上海(虹橋)線で使用されることになっていますが、羽田-香港線に投入されることもあるようです。この2路線は要注意ですね。

B767-300ER

時刻表では767と表記されています。
羽田-北京線のJL20便とJL25便、羽田-台北(松山)線のJL96便とJL99便に投入されているので、要注意ですね。

B737-800

時刻表では738と表記されています。中国、台湾など短距離路線に投入されています。
短時間の路線ではありますが、注意が必要ですね。

まとめ

JALはSKY SUITEへの改修と同時にWi-Fiの導入も進めてきた為、使用できない路線は中国、台湾方面などの一部の便だけとなりました。長距離、中距離の路線で、Wi-Fiサービスが完備されていることは、とても安心感がありますね。

Wi-Fiサービスの整備完了が見えてきたJAL、今後は速度や料金といったサービス内容の改善にも期待したいですね。

JAL国内線についてはこちら。

ANA国際線についてはこちら。

以上、「JAL国際線のWi-Fiまとめ (2018年9月)」でした。

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