通常の半分以下のマイルで往復航空券に交換できるJALのどこかにマイル。通常は往復12,000マイルから交換可能な国内線特典航空券が、わずか6,000マイルで交換できます。しかも、行き先はランダムに決められた4つの候補地の中から決定とワクワク感も味わえます。今回はこのようにお得で、ミステリーツアー的な要素もある、どこかにマイルについてレポートします。
目次
どこかにマイルとは
日時と発着地を選択すると4つの候補地が表示され、申し込みを行うと3日以内に候補地の中から行き先と搭乗便決定の通知が届きます。
表示された候補地が気に入らなかった場合は、同じ条件で再検索できます。表示された4つの候補地全てが気に入った場所なら、申し込むと良いでしょう。
必要マイル数は往復6,000マイル、行き先がどこになっても変わりはありません。
詳細や申込はこちらからどうぞ。
申し込み期間、搭乗期間はいつ?
申し込みは出発日の1ヶ月前の同日0:00から7日前の23:59まで。復路は出発日の9日後まで指定できますので、最短は日帰り、最長で9泊10日の旅程が組めます。
2019年は8月の繁忙期を含め、11月まで利用できない期間は設定されていません。ただし、混雑時には申し込んでも候補地が提示されず申し込めない可能性があると告知されています。12月以降の利用除外日はまた後日、決定次第案内される予定です。
対象となる路線、発着地は?
発着地は東京(羽田)、大阪(伊丹)、大阪(伊丹・関西)の3通りしか選択できません。どこかにマイルでは直行便のみの利用ですので、行き先も必然的に発着地から直行便が就航している路線のみとなります。
予約の変更、キャンセルは?
基本的にどこかにマイルは搭乗便の変更はできません。ただし、搭乗日当日に空港で、先に出発する便に空席がある場合は変更できます。
一日に複数の便が運航されている行き先で、遅めの時間帯の出発の場合は使えそうな制度ですね。
どうしても変更したい場合には、いったんキャンセルしてから予約し直すことになります。
なお、キャンセルしてもマイルは戻ってきません。必要マイル数が少ないことや、行き先が気に入らないのでキャンセルという事態を避けるには致し方ないのでしょう。申し込み時には日程など、間違えないように注意しましょう。
せっかく申し込んだけれども、何らかの事情で行けなくなってしまったような場合のキャンセルですが、2日前まではホームページで可能ですが、それ以降は電話でJMB会員専用国内線予約デスクでの受付となります。
行きたい場所を候補地にする確率を上げるには
行き先は完全に運任せというのも良いでしょうが、できれば行ってみたい、という場所もありますよね。確実に出すのは難しいですが、少しでも行きたい場所を候補地に出てきやすくする方法を考えてみましょう。
まずは時刻表を見る
表示される候補地には、最低限の条件が2つあります。
- 指定された発着地からの直行便があること
- 指定された時間帯に発着する便があること
当然ながらJALが就航していない候補地は出てきません。また、例えば北海道の釧路や、沖縄の宮古島に行きたいと思っても、発着地を大阪にすると直行便が無いので出てこなくなります。まずは行き先に直行便があるか確認しましょう。
次は、便が運航される時間帯です。往路便の出発時間、復路便の到着時間の両方とも、時間帯を5:00~8:59の朝、9:00~11:59の午前、12:00~15:59の午後、16:00~18:59の夕方、19:00~23:59の夜の5つから選択できます。
数多くの便が運航されている幹線区間なら大きな問題はありませんが、1日に数便しか運航されていない区間では、注意して時間を指定する必要があります。例えば関西-石垣島線は1日1往復で、関西空港を10:00に出発します。ですから、関西から石垣島に行きたいなら、出発時間は9:00~11:59の午前を選択しなければなりません。このように、行き先に向かう便、帰ってくる便が運航されている時間を確認しましょう。
空席があるか確認する
路線と運航時間帯の確認が終わったら、次はJALのホームページで予定日・時間帯の便の普通席に空席があるか確認しましょう。そもそもが空席の提供を目的としたサービスですので、既に便が満席だったり、普通運賃でも残り席数がわずかという場合には、候補地に出てきません。日付や時間帯、場合によっては行き先も変えて空席状況を見てみましょう。
ごくごく当たり前のことですが、最低限の条件を挙げてみました。ここまで手順を踏んでも、狙った通りの候補地を出すのはとても難しいです。ただ逆に、この発着地・日付・時間帯の組み合わせでは出てこない候補地は確認できます。闇雲に候補地の検索を繰り返す前に、そもそも出てくるかどうかの確認はしておいた方が良いでしょう。
まとめ
わずか往復6,000マイルで国内旅行ができるJALどこかにマイル。このマイル数なら、ふらっと運任せで旅に出るのも良いかもしれませんね。また「なかなか往復12,000マイルなんて貯められない」と感じている方にもお勧めです。
同じく往復6,000マイルで交換できる、ANAトクたびマイルについてはこちら。
以上、「往復6,000マイルで「どこかに」旅に出よう JALどこかにマイル」でした。