スマホ決済 PayPay、楽天ペイ、LINE Payの特徴比較!

投稿日:2019年6月26日 更新日:

乱立するスマートフォン決済サービスですが、その中で代表的な3つであるPayPay、楽天ペイ、LINE Payの特徴を利用して比較してみました。

各スマートフォン決済サービスの特徴

PayPayの特徴

ソフトバンクとヤフーが株主となっているPayPay株式会社によるスマートフォン決済サービスです。 現在、私がメインで利用しているスマートフォン決済サービスでもあります。

昨年12月の100億円あげちゃうキャンペーンなど、数々のキャンペーンで話題になったので、名前を聞いたことがある人は多いでしょう。

PayPayを使ってみた感想と、現在のキャンペーンをまとめた記事はこちらです。

PayPayの良いところ

○ 利用できる店舗が多い

ファミリーマート、ローソンに加えて、セブンイレブンも7月導入で、大手コンビニ3社を網羅します。この他にも家電量販店、ドラッグストアや、イオンなどの大手スーパーなど対応店舗は多いです。

また、これまでクレジットカードや電子マネーに対応していなかったロピア、マルハチといったスーパーでも利用でき、街中の飲食店での対応にも力を入れている為、これらの店舗では実質的にクレジットカードでの支払が可能になり、マイルを貯めることができるようになりました。

○ 大規模でお得なキャンペーンが多い

一気にユーザーと加盟店を獲得する為だと考えられますが、100億円あげちゃうキャンペーンのように、莫大な資金を投下したキャンペーンを続けて行っています。

6月中はドラッグストアで、7月は飲食店とスーパー、また7月11日から7月21日の期間限定でセブンイレブンで最大20%還元のキャンペーンがあります。いずれも生活に密着している店舗であるだけに、お得感はとても大きいですね。

○ 基本的な還元率が高い

PayPayはキャンペーンも大規模ですが、期間外や対象外の店舗であっても太っ腹の通常時3%還元です。お得なキャンペーン期間は利用が急増するけれども、期間外はさっぱりというのでは普及・定着にはほど遠いです。日常時からキャンペーンを意識しなくても利用できる、お得で便利な決済手段としての定着を狙っている姿勢が窺えますね。

○ PayPayアプリにモバイルTカード表示機能が搭載されている

地味ではありますが、毎回の支払時の利用感に大きく関わってくる機能です。PayPayとTポイントの両方に対応している店舗は多いですが、それぞれ別のアプリを立ち上げてバーコードを読み取ってもらうのは面倒です。それがひとつのアプリの立ち上げで済むのであれば、支払時にアプリの操作でばたつかずに済みますね。

PayPayの微妙なところ

× クレジットカードチャージで利用できるのがYahoo! JAPANカードだけ

現在のところ、チャージで利用できるのはYahoo! JAPANカードだけです。その他のクレジットカードも登録できますが、PayPay残高のチャージはできず、ポストペイ(後払い)型のサービスとして利用することになります。ただし、この方式では通常の還元率は0.5%、各種キャンペーンも対象外のことが多く、お得度は大きく下がってしまいます。

× ほとんどのキャンペーンで、最大還元率の条件が、Yahoo!プレミアム会員か、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーであること

最大20%還元のキャンペーンも、上記の条件を満たさなければ半分の10%還元となってしまいます。すなわち、PayPayをお得に使うにはYahoo! JAPANカードは必須で、なおかつYahoo!プレミアム会員かソフトバンク・ワイモバイルユーザーであることが必要です。逆に言えば、これらの条件を既に満たしている人には極めてお得な決済サービスであると言えるでしょう。

楽天ペイの特徴

その名の通り楽天の100%子会社の楽天ペイメント株式会社によるスマートフォン決済サービスです。

楽天Edy、楽天ポイントとANAマイルを貯めるには欠かせないサービスを運営している楽天によるサービスですので、ANAマイルを貯めるには向いています

楽天ペイを使ってみた感想と、現在のキャンペーンをまとめた記事はこちらです。

楽天ペイの良いところ

○ 楽天ポイントが貯まるので、ANAマイルを貯めやすい

楽天ペイでは支払時に楽天ポイントが貯まります。楽天ポイントはANAマイルに交換できますので、ただ楽天カードなどのクレジットカードで支払うよりも、楽天ペイを経由して支払を行う方が、より楽天ポイントが貯まることになります。

また、期間限定の楽天ポイントの利用が簡単になりました。これまでも楽天ポイント対応店舗での利用は可能でしたが、電子マネーやクレジットカードとの併用ができませんでした。楽天ペイであれば、楽天ポイントと併用できるので、期間限定ポイントの消費に悩むことが少なくなります。

○ ポストペイ型(後払い)のサービスで、事前のチャージが不要

予め残高をチャージしておく必要がなく、使った分だけの請求となります。支払時に残高が不足していたり、逆に使い切れずに残ってしまう心配がいらないのは便利ですね。

〇 対応しているオンラインショップが多い

オンラインショップの楽天を母体に持ち、2016年サービス開始と比較的歴史があることから、楽天市場を始めとして、主なものでも無印良品、Oisix、ベルーナ、JINS、TOHOシネマズなどで対応しています。

○ Suicaチャージに対応予定

交通系ICカードとして普及しているSuicaですが、2020年春以降に楽天ペイからのチャージに対応する予定です。現在のところ、各種スマートフォン決済サービスで、Suicaチャージ対応予定があるのは楽天ペイだけです。クレジットカードから直接チャージするよりも、普段から利用している楽天ペイからチャージすることで、さらに楽天ポイントが獲得できるようになります。

楽天ペイの微妙なところ

× いまいち加盟店が少ない

急速に加盟店を増やしているPayPay、LINE Payなどの競合サービスに比べると、やや遅れを取っている印象があります。またセブンイレブンは7月にPayPay、LINE Pay、メルペイ、7payと一気に対応サービスを増やしますが、楽天ペイは対象から外れました。身近に対応店舗が多数ある環境なら良いですが、そうでないならば利用シーンに制限が掛かってしまうことになります。

× 楽天ペイと楽天ポイントの両方に対応している店舗がとても少ない

Tカード機能が搭載されているPayPayアプリと同じように、楽天ポイントカード機能が楽天ペイアプリには搭載されています。楽天ペイも楽天ポイントも店舗への普及は進んでいますが、両方に対応している店舗はまだまだとても少ないです。その為、支払は楽天ペイなのに、モバイルTカードを別アプリを立ち上げて表示させるような場面が多々あります。支払時に複数のアプリの立ち上げでばたつくのは面倒です。

× お得なキャンペーンのほとんどがエントリー必須

楽天ペイも他の決済サービスと同様に、色々とお得なキャンペーンを実施しています。しかし、そのほとんどがエントリーが必須となっています。もしも、キャンペーンの開催に気付かずにエントリーを忘れてしまった場合には、その恩恵は受けられないのはとても残念です。対象であれば自動的に恩恵を受けられるPayPayやLINE Payなどのキャンペーンに比べて、利用者の敷居を上げてしまっている印象を受けてしまいます。

× ほとんどのキャンペーンの条件で、楽天カードからのチャージが必要

ほとんどのキャンペーンで、楽天カードからのチャージが条件となっています。すなわち、楽天ペイをお得に使うには楽天カードは必須ということです。逆に日頃から楽天を多用していて、楽天カードも持っているという人にはとてもお得な決済サービスと言えるでしょう。

LINE Payの特徴

その名の通りLINEの100%子会社のLINE Pay株式会社によるスマートフォン決済サービスです。

LINEアプリだけで使用できること、LINEの友達と送金や割り勘ができること、QUICPayと連携できること、クレジットカードが不要なことなど、他のスマートフォン決済サービスには無い特徴を持っています。

また毎月の利用額によっては、楽天ペイを超えるANAマイルを得ることができます

LINE Payを使ってみた感想、現在のキャンペーンをまとめた記事はこちらです。

LINE Payの良いところ

○ LINEとの親和性

もはや生活に必要なインフラとなりつつあるメッセージアプリのLINE、スマートフォンにLINEアプリをインストールして使用している人はとても多いでしょう。LINE Payにはアプリもありますが、LINEアプリだけでも使用可能です。

また、LINEの友達と送金や割り勘ができるなど、LINEでコミュニケーションを取るだけではなく、その相互間の現金決済も置き換えていくことができるようになります。

○ QUICPayと連携できる

Suica、Edyなどと同様にFelicaを用いた非接触決済サービスのQUICPayとLINE Payは連携させることができます。連携することでQUICPayに対応している店舗ではタッチだけでLINE Payによる支払を行うことができるようになります。LINE Payのみ対応の店舗ではバーコード/QRコードで、QUICPay対応店舗ではタッチでと、より手軽な支払方法を使うことができるのは便利ですね。

○ クレジットカードが不要

PayPayであればYahoo! JAPANカード、楽天ペイであれば楽天カードが、お得に利用するには必要です。しかし、LINE Payは特定のカードどころか、クレジットカードが不要です。店舗での支払には、銀行口座やコンビニで現金からチャージを行うので、何らかの理由でクレジットカードを持たない人には、お得な決済手段となります。

○ ANAマイルの還元率が高い

LINE Payの還元率は前月の使用状況に応じて変動します。前月の決済額が100,000円以上なら2.0%相当のLINEポイントを獲得でき、ソラチカカードを経由すれば1LINEポイント=0.81ANAマイルの交換率となります。すなわち最大で1.62%のANAマイル付与と考えられます。LINE Payはクレジットカードからのチャージができない為、いわゆる二重取りはできませんが、十分に高いANAマイル還元率と言えるでしょう。

○ 期間限定だが、どの店舗でも還元率が高い

7月31日までの期間限定ですが、コード支払い促進キャンペーンが実施中です。QR/バーコード支払の還元率が3%も上乗せされます。通常の還元率と合わせると最大で5%、LINE Payを使い始めて前月の決済額が0円でも3.5%と高い還元率です。

このキャンペーンは2018年8月1日から長期に渡って実施されており、他のスマートフォン決済サービスとの対抗上、期間延長があるかどうか、今後の動向に注目ですね。

LINE Payの微妙なところ

× クレジットカードからのチャージができず、現金チャージが必要

クレジットカードが不要の裏返しでもあります。チャージ時にポイントを得る、いわゆる二重取りができないのは残念です。

× 利用額が少ないと、還元率も低くなる

LINE Payの還元率は前月の使用状況に応じて変動します。前月の決済額が10,000円未満なら還元率はわずか0.5%、ANAマイルへ交換すると0.405%です。少額決済だけであったり、複数の決済サービスを使い分けていると、なかなか高還元率は得られないので注意が必要ですね。

まとめ

3つのスマートフォン決済サービスを使ってみて、それぞれの良いところ、微妙なところをまとめました。数多くの決済サービスがある中から、自分の利用スタイルにあったものを見つけたり、使い分けの助けになれば幸いです。

以上、「スマホ決済 PayPay、楽天ペイ、LINE Payの特徴比較!」でした。

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