ANA国内線特典航空券 キャンセル・変更 まとめ (2019/04)

投稿日:2019年4月17日 更新日:

マイルを貯めて発券した特典航空券。しかし、やむを得ずキャンセルや変更をせざるを得ない時もあります。ANA国内線特典航空券で、そのような時に必要なルールや注意点をまとめてみました。

キャンセル・払い戻ししたい場合は?

キャンセルの締め切り時刻

第一旅程の出発前まで、キャンセル・払い戻しが可能です。

往復特典航空券で既に往路に搭乗している場合は払い戻しできません。復路のみキャンセルというケースはあまり無いと思いますが、 復路の搭乗日を変更して先延ばしておくなど、AMCサービスセンターで相談することをお勧めします。

なお、連絡無しで搭乗しないことを「ノーショー(No Show)」と言い、航空会社によってはペナルティを科すところもあります。今後もANAを利用したり、いつかはSFCなど上級会員に……と考えているのであれば、搭乗日を変更せずに放棄するとしても、連絡はしておいた方が良いですね。

手続き方法・窓口

ホームページか、AMCサービスセンターへの電話で可能です。

ホームページでは、「予約確認・購入・変更」を選択して国内線の予約一覧を表示させ、キャンセル・払い戻しを行いたい予約を選択し、操作を実行してください。

ただし、ANAカードファミリーマイルを使用して特典交換している場合には、電話のみの受付となります。(ホームページでの手続きはできません)

電話番号は0570-029-767(全国一律料金)と、03-6741-6683(有料)の2つがあります。前者はナビダイヤルになりますので、携帯電話でかけ放題や無料通話があるような場合は、後者の番号の方が通話料を節約できるでしょう。

既にSFCなど上級会員のステータスを持っている方は、プレミアムメンバー専用サービスデスクの方が繋がりやすく手続きもスムーズだと思います。

キャンセル・払い戻しに手数料は必要?

キャンセル・払い戻しは全区間が未使用の場合に限り可能で、手数料として一人あたり3,000マイルが差し引かれて、残りのマイルが返還されます。

まとめて家族の分を発券したような場合でも、人数分の手数料が必要となります。また、往復特典航空券でも、片道特典航空券でも手数料に変わりはありません。

例えば、羽田から新千歳の往復旅程を全てキャンセルする場合、往復特典航空券で発券した場合の手数料は3,000マイルで済みますが、片道ずつ発券した場合には合計で2倍の6,000マイルが差し引かれてしまいます。

しかし、もしかしたら片道は陸路や海路に変更する可能性があるような時には、往復特典航空券では往路と復路をまとめてキャンセルすることになってしまいます。このような場合には片道ずつ発券しておいた方が良いでしょう。

手数料が必要ない場合はあるの?

天候や災害などの不可抗力による場合と、機材故障などANAの都合による場合は、手数料無しで払い戻しが可能です。(もちろん、予約の変更も可能です)

この場合においては、往路は既に搭乗済で復路だけ残っている場合でも、復路分だけの払い戻しが可能となります。

払い戻されたマイルの有効期限は?

マイルの有効期限は特典航空券を発券した時と変わらずそのままです。

この点はJALと異なっていて、自分の都合で払い戻した場合と、天候や災害などの不可抗力、機材故障などANAの都合で払い戻した場合で、対応に違いはありません。

マイルの期限切れ直前に特典航空券を発券し、払い戻し時には有効期限を過ぎているような場合には、残念ながら期限切れとなった分のマイルは戻ってきません。マイルの有効期限切れには注意して計画的に利用しましょう。

予約を変更したい場合は?

どのような変更ができる?

搭乗日の変更同じ日の別便にすることが可能です。

往復特典航空券を片道にしたり、搭乗区間を変えたり(逆区間への変更もNG)、搭乗者を変更することはできません。どうしても変更したいという場合には、いったん払い戻しをしてから特典航空券を予約し直すことになります。

ANA国内線特典航空券は、シーズンによって必要マイル数が変動します。必要マイル数が減る場合は差額分が払い戻されますが、増える場合には差額分のマイルが追加で必要です。搭乗日を変更したいけれど差額分のマイルが足りない場合は、残念ながら変更はできません。

なお、搭乗区間は基本的に変更できませんが、「羽田空港と成田空港」、「伊丹空港と関西空港と神戸空港」の間では変更する事が可能で、手数料も不要です。

しかし、通常の航空券では可能な「福岡空港と北九州空港と佐賀空港」、「広島空港と岩国空港」の間の変更は特典航空券ではできないので要注意です。

変更の締め切り時刻

変更は前日の予約便出発時刻までです。

2018年10月以前は可能だった搭乗当日に空港でより早い便への変更はできなくなりました。JALもシステム変更によって一時期できなくなっていましたが、再び変更できるようになっています。ANAも同様にサービス再開してくれることを願いたいですね。

手続き方法・窓口

キャンセル・払い戻しと同様に、ホームページか、AMCサービスセンターへの電話で可能です。

ホームページでは、「予約確認・購入・変更」を選択して国内線の予約一覧を表示させ、変更を行いたい予約を選択し、操作を実行してください。

ただし、ANAカードファミリーマイルを使用して特典交換している場合には、電話のみの受付となります。(ホームページでの手続きはできません)

電話番号は0570-029-767(全国一律料金)と、03-6741-6683(有料)の2つがあります。前者はナビダイヤルになりますので、携帯電話でかけ放題や無料通話があるような場合は、後者の番号の方が通話料を節約できるでしょう。

既にSFCなど上級会員のステータスを持っている方は、プレミアムメンバー専用サービスデスクの方が繋がりやすく手続きもスムーズだと思います。

まとめ

マイルを貯める大きな目的のひとつは、やはり特典航空券でしょう。

特典航空券を発券しても、ルールを把握していなかったばかりに、手数料を払っての払い戻しをせざるをえなかったり、さらに期限切れでマイルを失ってしまうということもあるかもしれません。

家族を含めた大人数での旅行や、多区間の特典航空券の発券など、大きな旅行になるほど注意点は増え、また不慮の事態も増加します。そういった場合ほど、発券だけでなくキャンセルや変更についても予約前にルールを確認しておくことが大切ですね。そういった時に、このまとめが役に立てば幸いです。

予約時のルールについてはこちら。

JAL国内線特典航空券のキャンセル・変更についてはこちら。

以上、「ANA国内線特典航空券 キャンセル・変更 まとめ (2019/04)」でした。

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