ANA国際線のWi-Fiまとめ (2019年4月)

投稿日:2019年4月13日 更新日:

飛行機からインターネットに接続できる機内Wi-Fiサービスも普及してきましたが、未だ利用できる便とできない便が混在している状況です。今年度投入される新機種などの情報を含めて、ANA国際線の状況をまとめました。

ANA国際線のWi-Fiサービスは2種類ある

ANA国際線には、2014年にサービス開始されたANA WiFi Serviceと、2015年にサービス開始されたANA WiFi Service2の2種類があります。この二つの間には、速度と料金にとても大きな違いがあるので要注意です。

ANA WiFi Service

出典 : 全日本空輸

オンエア社による「インターネットオンエア」というシステムを使用しています。時間と容量の双方に制限がある料金プランとなっており、$19.95かかるフルフライトプランでさえ100MBまでしか使用できません!

このシステムでは人工衛星から飛行機の間の通信速度は最大で432kbpsと遅いため、実際の利用速度も最高で数100kbps程度と極めて遅い速度となります。このような低スピードでは、テキストのみのメールやSMS、LINEなどのテキストメッセージのやり取りが限界でしょう。

「ANA国際線のWi-Fiはとても遅くて使い物にならなかった」という意見を見掛けますが、ほとんどがこのANA WiFi Serviceを利用した際のものではないでしょうか。現在となっては、どうしてもメールを送りたい時の非常手段として割り切った方が良いと考えます。

このANA WiFi Serviceは、B777-300ER型機B767-300ER型機(202席仕様)に搭載されています。前者のB777-300ER型機は看板路線に投入されている大型機ですが、Wi-Fiの利用はまったくお勧めできません。これらの理由により、今回は主に新サービスのANA WiFi Service2についてまとめています

ANA WiFi Service2

出典 : 全日本空輸

パナソニックアビオニクス社によるexConnectというシステムを使用しています。JAL国際線やルフトハンザなど、採用しているエアラインも多く実績があるシステムです。

こちらのANA WiFi Service2であれば他社と同等レベルのサービスとなります。

料金プランや速度、使用感は?

ANA WiFi Serviceは容量にも制限がありましたが、ANA WiFi Service2は利用時間に対して料金が掛かり通信容量は無制限です。

料金プラン

ANA WiFi Service2の料金プランは以下の通りです。

利用プラン利用時間料金
30分プラン30分$6.95
3時間プラン3時間$16.95
フルフライトプラン24時間$21.95

JAL国際線のようにANAカードでの割引などはなく、やや高めの設定になっていると感じますね。

速度や使用感について

人工衛星から飛行機の間の速度は公表されていませんが、最大で30~50Mbps程度のようです。 この回線を機内の利用者で分け合って利用しますので、実際の利用速度は最大でも1Mbps程度という報告が多いようです。

飛行エリアによっても通信状況が変ったり、ひとつの回線を機内の利用者で分け合って使うことから、実際の利用速度は大きく変動します。私が欧州線で利用した際にも、同じフライト中でも時間帯によって快適に利用できたり、また繋がりにくくなったりということがありました。

メールやTwitter、Facebook、LINEなどのSNS、ニュースのチェック、あまり通信量の多くないソーシャルゲームなどであれば、やや待ちながらも利用可能でした。高解像度の写真のアップロードや、YouTubeの動画視聴など、通信量の多いサービスは避けた方が無難でしょう。

利用方法などについて

利用できる端末は1台までですので、パソコンとスマートフォンで同時に接続するようなことはできませんしかし、相互に切り替えて接続することは可能です。パソコンで仕事のメールを送信した後、スマートフォンでSNSとニュースチェックをするような使い方はOKです。

ANA国内線と異なり無料ではない上に、通信速度も高速ではありませんが、長時間のフライト中にSNS、ニュース、ソーシャルゲームなどを利用できることに意義を見いだせる人には、機内Wi-Fiサービスはとても重要ですね。

私の場合は、フライトの状況によって、このようにプランを選択します。

長距離路線 (昼行便)フルフライトプラン
長距離路線 (夜行便)3時間プラン
中距離路線 (昼行便)3時間プラン
中距離路線 (夜行便)利用しない
短距離路線利用しない

起きていて暇な時間があるかどうかがポイントですね。食事や睡眠をとった後、まだ到着まで時間があるような場合に、暇を持て余して利用するケースが多いですね。

機内Wi-Fiサービスの導入機材

導入されている機材、導入されていない機材、路線は以下のようになっています。

ANA WiFi Service2が導入されている機材

B787-10型機

4月26日から路線投入予定のB787-10型機は全機導入済です。これまでのB787型機の中で最も胴体が長く大型のタイプになります。時刻表ではWi-Fiマークと共に781と表記されています。

まずは成田-シンガポール線へ、7月からは成田-バンコク線へ投入される予定となっています。

出展 : 全日本空輸

B787-9型機

B787-9型機は全機投入済です。時刻表ではWi-Fiマークと共に789と表記されています。欧米への長距離路線や、東南アジアの中距離路線など、幅広く活躍しています。

B787-8型機

残念ながらB787-8型機は一部の機材で導入済です。時刻表では788と表記されています。ANA公式サイトではビジネスクラスにBUSINESS CRADLEを装備した240席仕様機の一部のみの設置とされていますが、BUSINESS STAGGEREDを装備した機材にも設置作業が進んでおり、現在の設置率は約60%、Wi-Fiが利用できるかは運次第となります。

A320neo型機

A320neo型機は全機導入済です。時刻表ではWi-Fiマークと共に320と表記されています。中国を中心とした東アジアの短距離路線で使用されています。

A380-800型機

出展 : 全日本空輸

いよいよ5月から成田-ホノルル線に投入される予定のFLYING HONUと名付けられた超大型機A380。こちらもWi-Fiは導入される予定です。時刻表ではWi-Fiマークと共に380と表記されています。

A380型機はホノルル線専用機材となる見込みで、5月24日に1号機が就航、7月1日から2号機が就航し、最終的には3機が投入される予定となっています。路線就航が楽しみですね!

ANA WiFi Serviceが導入されている機材

こちらはANA WiFi Serviceが導入されている機材です。一応、WiFiが導入されてはいますので、念の為にまとめておきます。

B777-300ER型機

B777-300ER型機は全機導入済です。時刻表ではWi-Fiマークと共に773と表記されています。ANAではA380型機と並ぶファーストクラス設置機種で、ニューヨーク、ロンドンなどの看板路線に投入されています。これまでのANAの旗艦機ともいえる機種だけに、サービスレベルが低いANA WiFi Serviceの方が導入されている現状は非常に残念でなりません。

B767-300ER型機

B767-300ER型機では、ビジネスクラスにBUSINESS CRADLEを装備した202席仕様機には全機導入されています。旧型シートの214席仕様機には導入されていません。時刻表では767と表記されていますが、202席仕様機と214席仕様機を事前に見分けるには、シートマップを注意深く確認するしかありません。

現在では活躍の場も減り、中国を中心とした東アジアの短距離路線に主に投入されています。

Wi-Fiが導入されていない機材

B787-8型機の一部、B767-300ER型機の202席仕様機(旧型シート装備機)、B737-700型機には、Wi-Fiサービスは導入されていません。

B787-8型機は導入が進められていますが、B767-300ER型機とB737-700型機は導入されないまま退役すると思われます。

まとめ

ANA国際線も徐々にですがWi-Fiの導入が進んできました。新機種であるA380-800型機、B787-10型機は当然として、今後も新規納入が続くB787-9型機も全機装備されているのは嬉しいですね。B787-8型機もまだ利用できるかは運次第ですが、徐々に導入完了が見えてきました。

サービスの充実度、料金など、Wi-Fiサービスではライバルに大きく水をあけられていたANAですが、徐々に巻き返してきました。今後も改善を進めていって欲しいですね。

ANA国内線についてはこちら。

JAL国際線についてはこちら。

スターアライアンス編についてはこちら。

以上、「ANA国際線のWi-Fiまとめ (2019年4月)」でした。

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