ANAが導入予定の巨大機A380。実際に乗ってみた感想、良いところと悪いところ!

投稿日:2018年11月10日 更新日:

2019年春にANAが成田-ホノルル路線に投入予定の巨大機エアバスA380。愛称もFLYING HONUと決まり、製造も順調なようです。

過去に4回ほどA380に搭乗する機会がありましたので、その時の体験から乗客としての目線でA380の良いところと悪いところを挙げてみたいと思います。

搭乗した航空会社、クラスは?

ちょっと以前の話になりますが、これまで4便に搭乗しています。

  • 2012年1月 シンガポール航空 成田-シンガポール線 エコノミークラス (1階席窓側)
  • 2012年5月 シンガポール航空 シンガポール-成田線 エコノミークラス (2階席窓側)
  • 2012年10月 ルフトハンザ航空 フランクフルト-成田線 エコノミークラス (1階席中央)
  • 2013年3月 シンガポール航空 シンガポール-成田線 エコノミークラス (2階席窓側)

全て仕事でのフライトで、A380を狙ったのではなく、たまたま乗ることができたものです。当時はANAのプラチナ会員でしたので、全便ともスターアライアンスゴールドメンバーとしての搭乗でした。

A380の良いところ

私が感じた良いところを2つ挙げてみます。

広さ、ラグジュアリーさ

A380について真っ先に挙げられるのは、世界最大の旅客機であるということでしょう。その広さを活かして、機内にバーラウンジを設けたり、エミレーツ航空ではシャワールームを設置しています。「空飛ぶ豪華ホテル」とも言われることもあるイメージ作りに大きく貢献しているといえるでしょう。

そのエミレーツ航空のA380の豪華さはこちらをご覧ください。

また、前述の2013年3月の写真のように2階席の窓側では座席横に荷物入れがあります。ボーイング747の2階席を思い出す方もいるでしょう。頭上の荷物棚に加えて荷物を収納できるので、この座席はエコノミーでもゆったりと過ごすことができました。

機内の静粛さ

ノイズキャンセリングヘッドフォンが不要なぐらいというのは少し大げさかもしれませんが、他の機材を上回る静粛性で、最新鋭機であるボーイング787よりも静かかもしれません。

機体の大きさゆえに、必然的に前方や後方は騒音源であるエンジンから遠く離れます。また、エンジンに一番近い窓までの間隔が、A380では約11.5メートルと大きく離れているというのも要因でしょう。一時期スカイマークが運用していた中型機A330では約6メートル、JALが導入予定の大型機A350でも約7メートルしかありません。他のボーイングなどの双発機も同様でしょう。

A380の悪いところ

続いて、私が感じた悪いところを2つ挙げてみます。

チェックインなどが混雑して、搭乗するまで大変

これは巨大機の宿命といえるものでしょう。私が搭乗した際には上級会員でビジネスクラスのカウンターを利用できたことや、成田、シンガポール、フランクフルトと乗り継ぎ客の多い空港でのチェックインだったり、乗り継ぎでの搭乗だった為、混雑に遭うことはありませんでしたが、ANAが導入する路線ではホノルル空港のチェックインカウンターの混雑は避けられないと考えられます。手荷物検査場、搭乗ゲート、場合によってはラウンジも同様に混雑するでしょう

手荷物の受取りが大変

こちらも同じく、大人数が一斉に降機するためです。ホノルル便の場合、ハワイの各島へ乗り継ぐ場合でも、一旦ホノルルで手荷物を受け取る必要があります。必然的に、ほぼ全ての乗客が手荷物を受け取ることで大混雑となります。混雑を避ける為には、手荷物を優先受け取りできる上級クラスでの搭乗や、上級会員のステータスが必要となるでしょう。

私の体験談ですが、インドネシアからシンガポールで乗り継いでA380に搭乗した際にプライオリティタグが付けられなかったというアクシデントがあり、成田で一番最後に荷物が出てくるという悲しい事件がありました。早めに荷物が出てくると思っていたのに、最初に荷物が流れ始めてから最後まで30分近くバゲージクレームで待ちぼうけをくらい、バゲージロストかと焦ったことを思い出します。

また、自分の荷物はスムーズに出てきても、同行者がステータスを持っていなかった為、荷物の受け取りを待つということもありました。上級会員のステータスを持っていても、安心はできないということですね。

まとめ

私が以前のA380への搭乗で感じたポイントを挙げてみました。巨大機A380での優雅な旅を楽しみたいのであれば、上級会員のステータスを持ち、最低でもプレミアムエコノミークラスで搭乗したいところです。

既にANAのシートマップは発表されており、プレミアムエコノミーは2階席後方に73席と非常に多く設定されています。ボーイング777-300ERでも24席ですから、3倍以上の異例の多さです。最低でもSFCを所持して、その特典であるプレミアムエコノミーへの無料アップグレードを利用したいですね。

以上、「ANAが導入予定の巨大機A380。実際に乗ってみた感想、良いところと悪いところ!」でした。

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