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特典航空券を確保するためには、ルールを把握しておくことが重要です。混雑する繁忙期や人気路線ならなおさらです。
先日、2020年3月29日搭乗分以降の予約スケジュールが発表されました。
このように、いつから予約できるのか、帰りの便も予約できるのかといった基本的なルール、特典航空券の空席がない場合の対処法などをまとめました。
目次
基本的な予約ルール
利用できる期間、できない期間
ANAでは、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の繁忙期に、東京・名古屋・大阪発着の便に特典航空券を利用できない期間があります。
JALには利用できない期間はありませんので、ここは大きな違いになります。
東京(羽田/成田)、名古屋(中部)、大阪(伊丹/関西/神戸)発の各路線
三大都市圏発の特典航空券は、以下の期間は利用できません。
- 2020年 5月2日~3日 (ゴールデンウィーク)
- 2020年 8月8日~10日 (お盆)
- 2020年12月29日~30日 (年末)
東京(羽田/成田)、名古屋(中部)、大阪(伊丹/関西/神戸)着の各路線
三大都市圏着の特典航空券は、以下の期間は利用できません。
- 2020年 5月5日~6日 (ゴールデンウィーク)
- 2020年 8月15日~16日 (お盆)
- 2021年 1月2日~3日 (年始)
予約開始はいつから?
2018年冬ダイヤから、1月下旬と8月下旬の年2回、一斉に予約開始となるルールへと変更になっています。
JALは搭乗日の330日前から予約開始となるルールのため、予約開始日がまったく異なっており、ANAの方が後から予約開始となります。JALで特典航空券の予約が取れなかった場合でも、ANAなら予約を確保できるチャンスがあります。
3月28日搭乗分までは、既に昨年8月から予約が開始されています。それ以降の3月29日から10月24日までの搭乗分は、以下のスケジュールで予約が開始されます。
- ダイヤモンドサービスメンバー 1月27日 9:30から
- プラチナ、ブロンズ、SFCサービスメンバー 1月27日 11:00から
- ANAカード会員、モバイルプラス会員 1月28日 14:00から
- AMC会員、一般のお客様 1月29日 16:00から
このように、ステータスなどで開始日・時間は異なっています。繁忙期や人気路線の特典航空券を確保できる可能性は、ダイヤモンドやSFCといった上級会員ほど高くなるということです。
SFCなど上級会員になるのは大変ですが、特典航空券を確保できる確率を上げるには、ANAカードを作ったり、モバイルプラス会員になるのもひとつの方法です。
ANAカードのようなクレジットカードが作れない・作りたくない場合でも、NTTドコモ・SoftBank・au・ANA Phoneのスマートフォンを持っているなら、月額300円でAMCモバイル会員になるのも良いかと思います。
予約締め切りはいつまで?
逆に、直前に特典航空券を予約する場合はどうでしょう?この場合、前日の23時59分まで予約できます。
2018年10月28日搭乗分から、それまでの4日前までから、前日まで予約できるように改善されました。急な用事や、ふと思い立って旅に出たくなったときでも、特典航空券が利用しやすくなりました。
帰りの便の予約は?まとめて予約するべき?
年2回、一斉に予約開始となるルールとなっているため、ほとんどの場合は、片道ごとに予約する方法だけでなく、往路と復路をまとめて予約できるようになっています。
往復まとめて予約する場合、片道ごとに予約する場合、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
往復まとめて予約するメリット・デメリット
- ○ 復路までちゃんと予約が確保できる
- ○ 旅程をまるごとキャンセルする場合でも、手数料が1特典分で済む
- × 往路だけ、復路だけといった、一部だけのキャンセルができない
片道ごとに予約するメリット・デメリット
- ○ 往路だけ、復路だけといった、一部だけのキャンセルができる
- ○ 一部だけがトクたびマイル期間内の場合、マイルを節約できる
- × 旅程をまるごとキャンセルする場合、手数料が2特典分かかる
状況に応じて、メリット・デメリットを照らし合わせて、どちらの方法が良いか検討してみてください。
なお、予約開始が年2回となっているため、以下の例のように2つの予約期間をまたぐケースでは、問題が生じる可能性があります。
- 往路 2020年10月24日以前
- 復路 2020年10月25日以後
このようなケースでは、往路だけ予約しておく、8月下旬の予約開始まで待つ、復路を10月24日以前の仮日程で確保しておいて8月下旬以降に予約変更する、といった方法の中から状況に応じての判断が必要ですね。
家族も一緒だけど、一度に何人まで予約できる?
最大予約可能人数は10人です。ただし、事前に特典利用者登録が必要です。こちらの登録も10人までなので、ご注意ください。
特典利用者登録は、ANAウェブサイトのマイメニュー(各種お手続き)から、会員情報管理のご家族のご利用の中にあります。続柄を証明できる書類の提出を求められることがありますので、早めに手続を済ませておくと良いですね。
なお、座席を使用しない3歳未満の幼児は、さらに2名まで同伴できます。ただし、3歳以上の幼児や、3歳未満でも座席を使用する場合は、大人と同じマイル数が必要となるので、ご注意ください。
特典航空券が取れないけれど、マイルを使用したい
繁忙期や人気路線などでは、予約開始日でも特典航空券を確保できないことがあります。また、思い立って予約しようと思ったら、既に特典航空券の枠が空いていないということもあるでしょう。
そういった場合でも、貯めたマイルを利用する方法があります。それはマイルをANA SKYコインに交換して航空券を購入する方法です。
この方法は、特典航空券の枠は埋まっているけれども、通常の航空券は購入できる(空席がある)場合に有効です。
ANA SKYコインは、ANAの航空券購入代金の支払に利用できるポイントです。最低で1マイルから交換できますが交換レートが良くないため、最低でも10,000マイル以上を交換して使用するのがお勧めです。
10,000マイルの交換レートは、最低でも1.2倍の12,000コイン(12,000円相当)、その他に上級会員などステータスによって交換レートが上がります。
詳しい交換方法や、利用時の注意については、こちらの記事をご覧ください。
この方法を応用すると、特典航空券の予約開始日より早く、マイルを利用して航空券を購入することも可能になります。2020年2月7日から、ANA VALUE、ANA SUPER VALUE運賃は、特典航空券の予約開始より早く、搭乗の355日前から予約可能となるためです。
このANA VALUE、ANA SUPER VALUE運賃をANA SKYコインで購入することで、特典航空券の予約開始前に、マイルを用いて航空券を確保することができるようになります。
ただし、特典航空券と異なる注意点として、どちらの運賃も早期の購入が必要で、予約変更は不可、キャンセル手数料は最大で運賃の60%と、制限がとても厳しくなります。また一般的に、特典航空券を利用した方が、ANA SKYコインに交換して購入するよりも、必要マイル数は少なくなります。
イベントや行事などで早期に予定が決まっている場合には有効な手段ですが、変更やキャンセルの可能性が高い場合には、柔軟性がある特典航空券の方が便利な場合もあります。それぞれ状況に応じて使い分けていきたいですね。
まとめ
ANA国内線特典航空券の予約時に必要な基本的なルールや、すでに特典航空券の空席が埋まっている場合の対処法をまとめました。
繁忙期に特典航空券を確保するためには、各社毎に異なる予約開始のタイミングや、ルールを良く把握しておくことが重要です。これからも、大きなルール変更などがあれば、改めてまとめていく予定です。
ANA国内線特典航空券のキャンセルや変更については、こちらの記事をご覧ください。
JAL国内線特典航空券については、こちらの記事をご覧ください。
以上、「ANA国内線特典航空券 予約ルールまとめ (2020年1月)」でした。