JAL国際線特典航空券予約ルールまとめ (2019年5月)

特典航空券を確保するためには、ルールを把握しておくことが重要です。混雑する繁忙期や人気路線ならなおさらです。

いつから予約できるのかといった基本的なルールや、すでに特典航空券の空席がない場合の対処法などをまとめました。

利用できる期間、できない期間

JALの国際線特典航空券では、現在のところ利用できない期間はありません。

ただし、繁忙期などには席数が制限されるなど、特典航空券が利用できないケースは多々あるものと考えられます。

予約開始はいつから？

搭乗日360日前の午前10時からです。ANAと比較すると5日早い予約開始となっています。

ただし、往復まとめて予約する場合は復路便も360日前となっている必要があります。JALは片道での予約・発券が可能ですので、往路が争奪戦となるような場合には、片道ずつ確保するのもひとつの方法でしょう。

ホームページと、JMB国際線予約デスクへの電話で予約可能ですが、電話での予約は1人あたり5,400円の発券手数料が掛かります。予約開始日や複雑な旅程の発券以外は、ホームページでの予約の方がお得ですね。

このように特典航空券の争奪戦は約1年前から開始されます。また、JAL国際線特典航空券は一切の予約変更ができないため、何か変更を行いたい場合にはキャンセルしての取り直しが必要です。繁忙期など厳しい条件での予約を確保するには、十分な計画と準備、そして柔軟性が必要になります。

予約締め切りはいつまで？

国際線ではなかなか直前に特典航空券を発券する機会は少ないとは思いますが、急に必要になった場合はどうでしょうか。

ホームページでは往路出発の48時間前まで、電話では24時間前までとなっています。ただし、電話では発券手数料が必要です。

手続き方法・窓口

電話番号は0570-025-103(全国一律料金)と、03-5460-3737(有料)があります。前者はナビダイヤルですので、携帯電話でかけ放題や無料通話があるような場合は、後者の番号の方が通話料を節約できるでしょう。

すでにJGCなど上級会員のステータスを持っている方は、専用国際線予約デスクの方が繋がりやすく手続きもスムーズです。

家族も一緒だけど、一度に何人まで予約できる？

最大予約可能人数は9人です。

さすがに9人だと、システム上の制限よりも空席の確保が難しいでしょう。実用上、ほぼ問題ない人数が一度に予約できるということですね。

なお、小幼児も必要なマイル数は大人と一緒です。座席を必要としない幼児のみ、大人の10%のマイル数で利用可能となります。

成田や羽田まで、国内線の乗り継ぎがある場合は？

国際線に乗るまでに、国内線で移動しなければならない場合はどうでしょうか。この場合も、 往路・復路ともに1便だけ国内線を追加することができます。追加マイルも不要です。

通常、国内線特典航空券は最長でも2ヶ月先までの予約しかできません。しかし、国際線特典航空券と同時に乗り継ぎ便を予約する場合には、360日前から同時に予約できます。

また、日本トランスオーシャン航空(JTA)、ジェイエア(J-AIR)が運航している便も利用できますが、JAL傘下であっても日本エアコミューター(JAC)、琉球エアコミューター(RAC)、そしてコードシェアを行っているジェットスタージャパン、フジドリームエアラインズ、天草エアラインの便は利用できません。

あくまで国内線から国際線への乗り換えという扱いなので、途中で24時間を超える滞在はできません。午後に羽田に到着して、翌朝に成田から海外へ出発するようなケースならOKですが、成田からの出発が夜になると24時間を超えてしまうのでNGです。

どうしても特典航空券が取れない場合

特典航空券に割り当てられている席数は多くありません。したがって、目当ての便に空席はあるけれども、特典航空券が確保できないということは多々あります。

そういった場合に考えられる一般的な対処法としては、搭乗日・時刻をずらす、直行便ではなく経由便を探す、JALにこだわらずワンワールド特典を利用するといった方法があります。

それでも、せっかく空席があるのだから貯めたマイルで旅行したい、という場合に利用できる方法がひとつあります。マイルをe JALポイントに交換して航空券を購入することです。

e JALポイントは、JALホームページでの航空券・ツアー購入代金の支払に利用できるポイントで、1ポイントあたりの価値は1円です。JALマイルから交換でき、交換レートは最大で1.5倍(10,000マイル交換時)です。

e JALポイントについて、詳しくはこちらをご覧ください。

Air Travel Journal

e JALポイントの使い方解説。特典航空券よりお得な場合も！

https://airtraveljournal.jpn.org/e-jal-point

JALの国内線・国際線の航空券や、ツアー購入に利用できるe JALポイント。上手く使えば、特典航空券よりお得な場合もあります。今回はその入手方法や、使い方、有効期限などの注意点についてまとめました。e JALポイントとはJALマイレージバンク(JMB)会員が、JALホームページでの航空券・ツアー購入代金の支払に利用できるポイントです。支払に用いるのは全額でも、一部でも構いません。1ポイントあたりの価値は1円。航空券などの支払に現金の代わりに使用するので、マイルやFOPが加算されるのが、特典航空券との大きな違いです。入手・...

50,000マイル交換時には、75,000円相当のe JALポイントとなります。特典航空券であれば、50,000マイルで北米往復のエコノミークラス特典航空券に交換できるのでかなり割高とはなりますが、どうしてもという場合の手段にはなります。

また、これを応用してJALパックなどのツアーをe JALポイントで利用する方法があります。ツアーであれば航空券だけでなく、燃油サーチャージ、ホテル宿泊代まで含まれますので、行きたい目的地でお得なツアーがあれば、こちらを利用するとお得になります。マイルの使い道として、特典航空券にこだわらず選択肢を持つことはとても重要といえるでしょう。