マイルを貯めて発券した特典航空券。しかし、やむを得ずキャンセルや変更するということもあります。JAL国際線特典航空券で、そのような場合に必要なルールや注意点をまとめました。
目次
キャンセル・払い戻ししたい場合は?
キャンセルの締め切り時刻
JMB国際線予約デスクへの電話では第一区間の出発前まで、ホームページでは旅行開始前日の23時59分(出発地時間)までです。
特典航空券に国内線乗り継ぎ区間が含まれている場合、すでにその区間に搭乗している場合は払い戻しできません。
手続き方法・窓口
ホームページか、JMB国際線予約デスクへの電話で可能です。
電話番号は0570-025-103(全国一律料金)と、03-5460-3737(有料)があります。前者はナビダイヤルですので、携帯電話でかけ放題や無料通話があるような場合は、後者の番号の方が通話料を節約できるでしょう。
すでにJGCなど上級会員のステータスを持っている方は、専用国際線予約デスクの方が繋がりやすく手続きもスムーズです。
キャンセル・払い戻しに手数料は必要?
キャンセルには手数料は掛かりません。ただし、使用したマイルを払い戻すには、全区間が未使用の場合に限られた上、手数料が一人あたり3,100円かかります。まとめて家族の分を発券した場合でも、人数分の手数料が必要です。
国際線特典航空券は360日前から申し込めるため、払い戻し時には一部のマイルの有効期限が切れていることもあります。その場合、有効期限が切れた分のマイルは戻ってきません。
手数料が必要ない場合はあるの?
天候や災害などの不可抗力による場合と、機材故障などJALの都合による場合は、手数料なしで払い戻しが可能です。(もちろん、予約の変更も可能です)
払い戻されたマイルの有効期限は?
自分の都合で払い戻した場合と、天候や災害などの不可抗力、機材故障などJALの都合で払い戻した場合で異なります。
自分の都合で払い戻した場合は、マイルの有効期限は特典航空券を発券した時と変わらずそのままです。払い戻し時に有効期限が切れているマイルがある場合には、残念ながら期限切れとなった分のマイルは戻ってきません。
天候や災害などの不可抗力、機材故障などJALの都合で払い戻しの場合、払い戻されたマイルは全て有効期限が3年間延長されます。せっかく交換した特典航空券ですから、こういった対応はありがたいですね。
予約を変更したい場合は?
2018年12月から、JAL国際線特典航空券は一切変更できなくなりました。
以前は搭乗日と便の変更は可能でしたが、現在はできません。どうしてもという場合は、キャンセル・払い戻したうえで特典航空券を取り直すことになります。
「仮の日程で申し込んでおいて、あとで空席が出た日に変更する」という手法はとても使いにくくなったといえます。
JALの国際線特典航空券は片道ずつの予約発券が可能ですので、変更の可能性がある場合には、片道ずつ確保するのもひとつの方法でしょう。
まとめ
マイルを貯める大きな目的のひとつは、やはり特典航空券でしょう。
特典航空券を発券しても、変更できないというルールを把握していなかったばかりに、手数料を払っての払い戻しをせざるをえなかったり、さらに期限切れでマイルを失ってしまうこともあるかもしれません。
家族を含めた大人数での旅行や、多区間の特典航空券の発券など、大きな旅行になるほど注意点は増え、また不慮の事態も増加します。そのような場合に備えて、キャンセルや変更についても予約前にルールを確認しておくことが大切です。特にJALは2018年末に予約変更不可などの大きなルール変更もあったばかりです。そういったときに、このまとめが役に立てば幸いです。
JAL国際線特典航空券の予約ルールについては、こちらをご覧ください。
ANA国際線特典航空券のキャンセル・変更については、こちらをご覧ください。
以上、「JAL国際線特典航空券 キャンセル・変更 まとめ (2019年5月)」でした。