今回は多国籍ホテルグループのひとつであるIHG(インターコンチネンタルホテルグループ)についてです。
世界約100カ国にインターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイ・インなどのブランドで擁するホテルは5,000軒以上、日本ではIHG ANAホテルグループとして33軒のホテルを展開する国内最大級のホテルグループです。
私が現在メインで利用しているホテルグループでもある、IHGの特徴をまとめました。
目次
IHGについて
このホテルグループの上位ブランドであるインターコンチネンタル。その名を冠したIntercontinental Hotel Groupの頭文字をとってIHGと称します。
他のホテルグループと同様に、IHGにも数多くのブランドがあります。日本国内ではインターコンチネンタルを筆頭にクラウンプラザ、ホリデイ・イン、ホリデイ・インリゾートの4ブランドのホテルがあり、ホテルインディゴとキンプトンの両ブランドのホテルも近日オープン予定となっています。
IHGの良いところ
私が常日頃から利用して感じている良いところは、主に4つあります。
日本国内のホテル数の多さ
かつては全日空ホテルズとして運営されていたホテルグループがIHGと合弁した経緯があって、国内のホテル数は33軒と多く、地方都市も幅広くカバーしているのは大きなメリットです。
東京、大阪、名古屋といった大都市や、沖縄といったリゾート地だけではなく、国内各地に展開されていますので、出張や観光が多い場合には利用しやすいですね。
ANAとの関係の強さ
かつては全日空ホテルズであった名残から、ANAの各種会員には朝食無料などの特典があります。(国内のIHGホテル限定)
ステータス | 宿泊料金割引 | レストラン割引 | 朝食無料 | ウェルカムドリンク |
SFC | 10% | 5~10% | ○ | ○ |
ダイヤモンド | 10% | 5~10% | ‐ | ‐ |
プラチナ | 5% | 5~10% | ‐ | ‐ |
ゴールド・ プラチナカード | ‐ | ‐ | ○ | ○ |
宿泊料金の割引は、ベストフレキシブル料金(変更・キャンセル可能な料金)からの割引になります。(前払いの割引料金からの割引ではありません)
SFCやゴールドカード所有で朝食は無料になりますが、SFCより上位のダイヤモンドステータスでは無料にならないというのは、長期間ANAと関係を持っている顧客を優遇したいという姿勢の表れかもしれませんね。
また国内線でANAのみが就航している都市である富山と米子にホテルがあるのも、ANAとの関係を示すものでしょう。
リーズナブルな価格帯
IHGのブランドの位置づけとしては、より高級な方からインターコンチネンタル→クラウンプラザ→ホリデイ・インとなっています。
さすがにインターコンチネンタルは高いですが、地方都市にあるクラウンプラザやホリデイ・インは時期によっては一人一泊6,000円~8,000円台で宿泊できます。ANA会員向けの朝食無料特典と合わせると更にお得ですね。
マリオットやヒルトンといった他のホテルグループと比較しても、利用しやすい価格となっていることが多いと感じます。
海外でも多くのホテルが
IHGは世界で5,000軒以上のホテルを擁しています。海外のIHGホテルは、ANAと直接の関係はありませんが、それでも日本人が多く訪れる都市に多くのホテルがあり、多くの選択肢があります。
例えばアジアでは香港とシンガポールに11軒、バンコク10軒。ヨーロッパではロンドン70軒、パリ23軒、フランクフルトとミュンヘンに10軒。北米ではロサンゼルス27軒、サンフランシスコ21軒など、数多くのホテルがあります。
海外でも慣れ親しんだIHGホテルに宿泊できる安心感は大きいですし、IHGのステータスを保有しているなら尚更でしょう。
IHGのもう少し頑張ってほしいところ
これまで良いところを挙げてきましたが、もう少し頑張ってほしいと思っているところもあります。
クラブフロア、クラブラウンジのあるホテルの少なさ
さすがにインターコンチネンタルにあるのは当然ですが、その次のランクとなるクラウンプラザには、日本国内の場合、大阪、神戸、福岡、沖縄(ラウンジのみ)の4ホテルしかクラブフロアやクラブラウンジがありません。
マリオットでは、マリオットやシェラトンといったブランドのホテルでも多く設置されているので、IHGも頑張ってほしいところです。
また、会員プログラムであるリワーズクラブの話になりますが、最上位のスパイアを含めた全てのステータスでラウンジへのアクセス権が特典に含まれていないのも残念です。
ところどころ、ホテルの少ない都市がある
海外でもホテル数が多いという良いところを挙げましたが、それでもIHGの展開が弱い都市が見受けられます。
例えば、台北はわずか3軒、ANA修行僧に人気のクアラルンプールも3軒、ソウルも4軒です。意外な都市でホテルが無いということがあるので、そういった場合は他のホテルを探すことになってしまいますね。
今後の国内でのオープン予定
国内に33軒のホテルがあるIHGですが、今後もホテルのオープン予定があります。既に発表されているものをまとめました。
- 2019年8月1日オープン ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ
- 2019年オープン ホテルインディゴ箱根・強羅
- 2020年初頭オープン キンプトン東京・新宿
- 2020年春オープン ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん
- 2021年下期オープン ホテルインディゴ犬山 有楽苑
インターコンチネンタル、ホテルインディゴ、キンプトンなど、高級路線のホテルオープンが続く予定です。
まとめ
今回はANAと関係が強いIHGについて、その良いところ、もう少し頑張ってほしいところを含めてまとめてみました。
国内での出張が多く、高級なホテルに泊まることが少ない私にとっては、IHGはとても使いやすいホテルグループだと感じています。この記事がホテル選び、ホテルグループ選びの参考になれば幸いです。
IHGの会員プログラム、リワーズクラブについてはこちら。
無料宿泊特典Reward Nightsについてはこちら。
以上、「ANAマイラーにおすすめ! IHG(インターコンチネンタルホテルグループ)まとめ (2019/04)」でした。