JALグローバルクラブカード(JGC)の特典まとめ

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搭乗を繰り返す修行の目標のひとつである、JALグローバルクラブカード(JGC) いったい、どのような特典が得られるのでしょうか。JGC会員として10年以上を過ごした経験をもとにまとめてみました。

JALグローバルクラブカード(JGC)とは

JALの上級会員ステータスのひとつです。

通常、ほとんどの航空会社では上級会員のステータスは、そのステータスに到達してから、翌年いっぱいまで恩恵を得られるというパターンがほとんどです。いったん上級会員になっても、また多くのフライトを続けないと、ステータスを失ってしまいます。

しかし、JGCは違います。いったん取得すると、カードの年会費を払い続ける限りJALの上級会員ステータスを維持し続けることができるのです。これが、多くの人たちが修行と称して多くのフライトをこなす一因です。

なおJGCのカードにも多数の種類があり、年会費が最安のJGC CLUB-Aカードなら10,800円です。毎年、この金額でJALの上級会員ステータスが維持できるなら安いものです。

では、JGCによって得られる特典を見ていきましょう。

JGCの特典とは

JALの上級会員のステータスは上位から順に、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JMBクリスタルの4段階に分かれています。JGCはこの3番目に位置するJMBサファイアと、ほぼ同じ特典が受けられます。JGCの入会条件も、このJMBサファイアステータスに到達することとなっています。

実際に搭乗する場合を例に、受けられる特典を見てみましょう。

優先チェックインカウンター、専用保安検査場

飛行機に乗る前の搭乗手続と、保安検査の長い行列。これが嫌であまり飛行機に乗りたくないという人も多いと思います。

しかしJGC会員であれば、国内線であればJGCカウンターを、国際線ではファーストクラスやワンワールドエリートステータス向けの優先チェックインカウンターを利用できます

また保安検査場も、国内線では羽田、伊丹、新千歳、福岡、那覇の各空港、国際線では成田で専用の保安検査場を利用できます

これで搭乗前の行列ともおさらばして、スムーズにラウンジまで辿り着くことができます。

ラウンジの利用

上級会員の特典として、これをイメージする人も多いのではないでしょうか。JALグループ便だけでなく、世界中のワンワールド加盟航空会社を利用する時に、JALサクララウンジや世界各社のラウンジが利用できます

ヘルシンキ空港 フィンエアーラウンジ

出発前のひとときや、乗り継ぎ待ちの時間をゆったりと過ごすことができます。ラウンジによっては食事やドリンクが充実しているところもあり、エコノミークラスの機内食より、よっぽど美味しかったりします。

美味しい食事とドリンクを楽しみながら、出発前のひとときを過ごす。単なる待ち時間が、極上の時間に変わります。

また国際線利用時には、シャワーが浴びられるラウンジも助かりますね。特にこれから夜間の長距離フライトに搭乗するような時には、フライト前にさっぱりと汗を流せると快適です。

機内への優先搭乗

ラウンジで快適な時間を過ごした後、搭乗時刻となりました。ここでもまた搭乗口の行列に並ぶ必要はなく、一般の乗客より優先して搭乗することができます

私は国内線では後からゆっくり搭乗することが多く、あまり恩恵を受けているとは言えません。しかし、国際線のエコノミークラスに搭乗する場合には、とても役立つ特典です。国際線エコノミークラスでは頭上の収納棚が争奪戦になることがあり、遅れての搭乗となると座席近くに荷物を置くことができない、なんてこともあります。こんな心配も優先搭乗で解決ですね。

手荷物受け取りの優先

フライトを終えた後には、空港のターンテーブルで預けた荷物が出てくるのを待ちます。大型機を使用した国際線ともなると、最後の荷物が出てくるまでに数十分かかることもあります。

この憂鬱もJGC会員であれば無縁です。国内線、国際線ともに優先受け取り(PRIORITY)マークやタグが預け荷物に付けられ、一般の預け荷物より先にターンテーブルに流れてきます。まだ多くの乗客が荷物を待つ中、颯爽と空港から目的地へと向かうことができますね。

ニッコー・ホテルズ、ホテルJALシティでの優待

ニッコー・ホテルズは国内外に、またホテルJALシティも国内に多くのホテルがあります。

名前の通りJALと関係が深く、JGC会員にはアーリーチェックイン、レイトチェックアウトのサービスがあります。本来であれば有料のサービスなので、とってもお得です。

自分だけでなく、家族もJGC会員になれる

そして最大の特典ともいえるのが、家族もJGC会員にできることです。JALではJMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JMBルビーの各ステータスを家族を含め他人に与えることはできませんが、JGC会員は異なります。

JGCは家族カードを発行することで、親・配偶者・子供(18歳以上)をJGC会員とすることができます。家族カードの年会費は最安で10,800円。本来であれば家族もそれぞれ多くのフライトをこなす必要があるところを、いきなり僅かな費用で上級会員にしてしまうことができるのです。

私も両親のJGC家族カードを発行しました。両親二人で海外旅行に行く際におおいに利用しているようです。家族一同で利用し、そして両親にプレゼントして孝行もできるとなれば素晴らしいですよね。

まとめ

JGC会員になることで得られる主な特典をまとめてみました。これはいいなと感じるような特典はあったでしょうか。

しかし、JGC会員になるには記事内にもありますように、多くのフライトで一定の条件を満たす必要があります。それらの条件の詳細や、達成方法については、また別の記事でまとめたいと思いますので、ご覧頂ければ幸いです。

ANA SFC編はこちら。

以上、「JALグローバルクラブカード(JGC)の特典まとめ」でした。

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