静岡-関西の移動を安く快適に 高速バス東海道昼特急号乗車記

投稿日:2019年6月1日 更新日:

静岡県の御殿場から大阪まで、移動手段を検討した結果、高速バス東海道昼特急号に乗車したのでレポートします。

静岡から関西への交通手段の比較

友人と箱根で1泊した後、関東へ戻る友人と別れ一人で関西へ向かうことになりました。ゆっくりと遅めの朝食を摂った後、丸一日を移動に充てることが可能な状況で、移動手段をどうしようかと考えました。

実際は箱根から御殿場に出てからの移動でしたが、より一般的な静岡からの移動で考えてみたいと思います。

飛行機での移動

結論から言えばNGでしたが、マイラーとして一応検討はしました。

富士山静岡空港発着の国内線は札幌(新千歳、丘珠)、出雲、北九州、福岡、鹿児島、那覇の各路線がありますが、残念ながら関西への路線はありません。直線距離で300km程度しかありませんので、当然とも言えます。

出典 : 富士山静岡空港

札幌や福岡、さらにはソウルなど海外経由という大回り経路もありますが、今回は却下としました。

新幹線での移動

ほとんどの方はこのルートを選択するのではないでしょうか。静岡駅には東海道新幹線が通っていますが、一番早いのぞみ号は停車しません。日中ほとんどの時間帯では、通過駅がある速達タイプのひかり号が1時間に1本、各駅に停車するこだま号の名古屋行きが1時間に1本、新大阪行きが1時間に1本停車します。

静岡駅から新大阪駅までの所要時間はひかり号が約1時間半~2時間、こだま号が約2時間~2時間半、運賃は自由席は10,360円、指定席は10,880円です。

また、こだま号にしか乗車できませんが、JR東海ツアーズが販売しているぷらっとこだまというツアーがあります。これを利用すると8,200円(通常期)で移動できます。

今回の私の場合は、午後を丸々移動に充てても良いスケジュールでした。新幹線なら短時間で移動できますが、もう少し時間が掛かっても安くかつ快適に移動できる方法はないかと、さらに探してみました。

JR在来線での移動

結論からいうと、こちらもNGとしました。

JR東海道線を利用した場合、静岡駅から大阪駅までの所要時間は約6時間前後、運賃は6,260円です。

さらなる問題として、乗り換えが最低でも豊橋と米原の2回、ほとんどの場合は浜松と大垣を加えて4回もあることです。スーツケースなど荷物を持っての乗り換えは大変ですし、乗り換えの際に座席が確保できないことも多々あります。

また、静岡-豊橋間の2時間ほどはロングシート車両となり、快適とは言えません。過去に青春18きっぷで東京-大阪間を乗り通した経験もあり、苦労の割には安くないと感じましたので、今回はパスということにしました。

昼行高速バスでの移動

今回選択したルートが、JRバスが運航している東海道昼特急・グラン昼特急です。

2階建てバスで運行されるのが東海道昼特急、ハイデッカーバスで運行されるのがグラン昼特急となっています。東名静岡-大阪駅間の普通運賃は3,000円で、他に得割などの割引運賃があります。飛行機などと同じく早めの購入で割引になります。所要時間は約5時間半~6時間です。

詳しくはこの後のレポートを見てほしいのですが、車両は3列シート、コンセント完備で快適に移動できます。所要時間は新幹線より遅くJR在来線とほぼ同等ですが、運賃はさらに安く、車内は快適で乗り換えも無いということが選択の決め手でした。

東海道昼特急 乗車レポート

運行ダイヤ

私が乗車したのは5月13日でしたが、その直後の5月17日にダイヤ改正が行われました。所要時間などに大きな変化はありませんが、大きな変更点としては以下のものがあります。

  • 東海道昼特急を減便して、グラン昼特急を増発
  • 土山BS、名神大山崎、名神高槻、千里ニュータウンの停車を取りやめ

この結果、東海道昼特急が1日1往復、グラン昼特急が1日4往復の運行となっています。私が乗車したのは東海道昼特急5号でしたが、このダイヤ改正で現在はグラン昼特急5号となりました。車両が2階建てバスから新型のハイデッカーバスに変更されている以外は、ダイヤや運賃などには大きな変更はありません。

東海道昼特急5号(現在のグラン昼特急5号)の運行ダイヤは下記の通りです。(主な停車地のみ)

東京駅 8:40 → 新宿駅 9:20 → 足柄SA(休憩) → 東名御殿場 11:12 → 東名静岡 12:12 → 浜名湖SA(休憩) → 甲南PA(休憩) → 京都深草 16:32 → 大阪駅 17:30

東京駅から大阪駅まで乗り倒すと8時間50分の長旅ですね。私は途中の東名御殿場から大阪駅まで乗車、運賃は得割で4,700円でした。

この他の便の時刻や、運賃表はこちらをご覧ください。乗車券もそこから「高速バスネット」へアクセスして購入できます。

今回の乗車バス

使用されていた車両は三菱ふそう製のエアロキング。製造も2010年で終了しており、引退が進んでいます。

浜名湖SAでの休憩時に撮影

車内は3列シートで幅は46.6cm、リクライニングは138度、コンセントも各席毎に設置されています。夜行便にも使用されるバスなので、ゆったりと過ごすことができます。

無線LAN(Wi-Fi)のサービスもあったのですが、このバスでは通信速度や安定性など、使い物にはなりませんでした。退役間近の車両でしたので、旧式の通信設備を用いていたのかもしれません。

出典 : ジェイアールバス関東

私の座席は3B、中央列の前から3番目でした。そこからでも十分に前方左右の展望は楽しめました。

現在はハイデッカーバスのグラン昼特急となっていますが、シートは新型のものが使用されているので、より快適になっているものと思います。

東名御殿場(御殿場インターチェンジ)から出発

高速バスは出発地・到着地以外はインターチェンジや、高速道路上に設けられたバス停留場から乗り降りすることがほとんどです。御殿場もその例に漏れず、インターチェンジに設けられたバス停留所からの乗車となります。

出典 : ジェイアールバス関東

東名御殿場へのアクセスは意外と良いです。箱根から御殿場を経由して東京へ向かう高速バスが1時間に2本程度運行しています。私はこのバスで箱根から直接、東名御殿場へと向かいました。御殿場駅から東名御殿場間の乗車も可能で、運賃は220円です。

また、御殿場プレミアムアウトレットへの無料シャトルバスも1時間に4本運行されています。御殿場プレミアムアウトレットからは河口湖や富士急ハイランド、三島、裾野といった周辺各地への路線バスがありますので、中継点として活用することもできるでしょう。

インターチェンジ上のバス停留所には珍しく多くの利用者がいる為か、しっかりとした待合室も整備されていました。

バス停留所とは道路を挟んだ反対側、ホテルアルファーワンの1階にはファミリーマートがあります。長旅に備えての買い物に便利ですね。

静岡から乗車する場合

東名静岡も静岡駅から3.5kmほど離れていますが、こちらもアクセスは比較的容易です。その名もずばり「静岡IC(インター)入口」というバス停留所があり、静岡駅から静鉄バスが多数運行されています。所要時間は約10~15分、運賃は190円です。

中原池ヶ谷線(27)、 特急静岡相良線(101)などの系統のバスが利用できます。詳しくは静鉄バスのホームページをご覧ください。

出典 : ジェイアールバス関東

SA・PAでの休憩

東海道昼特急・グラン昼特急では、足柄SAで20分、浜名湖SAで15分、甲南PAで20分と計3回の休憩が設定されています。

私は足柄SAより後の東名御殿場から乗車したので、浜名湖SAが1回目の休憩になりました。乗客の皆さんもトイレに行ったり買い物をしたりと思い思いに過ごしていましたが、私はまだ乗車したばかりだったのでSA内を散策していました。東名高速道路でも屈指の眺望を誇るSAだけあって、とても心地よく、いい気分転換になりました。

次の休憩は愛知県を抜け、滋賀県甲賀市、忍者がいるといわれる甲南PAです。しかし、この日はあいにく新名神高速道路がリフレッシュ工事中で渋滞していたためにバスは名神高速道路へ迂回し、 多賀SAでの休憩に変更されました。新名神高速道路は利用したことがなく楽しみにしていたのですが、こういった柔軟性も高速バスならではですね。

大阪駅に到着

途中、新名神高速道路から名神高速道路へ迂回した影響もあって、到着は30分遅れの18:00でした。降り場は大阪駅JR高速バスターミナル、JR大阪駅の北側に直結しています。ヨドバシカメラ梅田店よりはやや西寄り、向かいにはグランフロント大阪のうめきた広場があります。

出典 : ジェイアールバス関東

私はここからJRではなく、梅田駅から始発列車に乗るため阪急列車に乗車、神戸三宮を経由して、ANAクラウンプラザホテル神戸へと向かいました。 

ANAクラウンプラザホテル神戸の宿泊記はこちらをご覧ください。

まとめ

飛行機での旅を中心に取り上げている本ブログですが、今回は少し変わった高速バスでの旅を取り上げてみました。少々時間は掛かりましたが、タブレットでビデオを見たり読書をしたりしながら、途中の休憩箇所で買い物をしたりと、飛行機や新幹線で移動するのとは違った楽しみができたと思います。皆さんもぜひ、機会があれば日中の高速バスの旅も楽しんでみてください。

以上、「静岡-関西の移動を安く快適に 高速バス東海道昼特急号乗車記」でした。

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